2016年11月13日(日)
19:00-21:00
講師 松隈信一郎先生(慶応義塾大学大学院)
〜 盛会のうちに終了しました 〜
◆「強み」を活かせばリハビリテーションの価値がぐっと高まる! ◆
慶應義塾大学大学院にて『ストレングス介入(「強み」を活かし、クオリティーオブライフを向上させるコーチング介入)』
の研究をされている松隈信一郎先生をお招きして、第1回ポジティブヘルス勉強会を開催いたします。
先生いわく、「強み」とは、自分の人生を前へ前へと推し進めていくもの。
臨床の現場では、痛み・障害といった「弱み」からスタートすることが常ですが、
逆に、"不安" から痛みを作り出してしまったり、
障害や環境により "その人らしさ" や "目標" が失われてしまう方と出会う機会もあるかと思います。
これまで、心理学の世界では、
どちらかというとネガティブな感情、人間のマイナス面が多く取り上げられ、焦点が置かれていたそうです。
しかし、1990年代に入り、
「個人や社会を繁栄させることを可能にするものは何か?に関する科学的な研究」として
当時のアメリカ心理学会会長マーティン・セリグマン博士によって、『ポジティブ心理学』が提唱されました。
これ以降、幸福感や楽観性、感謝などポジティブな感情についての研究が盛んになり、
人の「強み」や明るい部分に焦点をあてることの様々な効果が科学的にわかってきたそうです。
1990年代までの心理学に関する論文では、ネガティブ感情とポジティブ感情の研究の割合、なんと24:1!
『ポジティブ心理学』の重要な要素であり、『ポジティブヘルス』でも大切にされている「強み」を学び、
身体的な要素から心にまでアプローチできるセラピストへ近づいてみませんか?
【講師プロフィール】
松隈 慎一郎 / Matsuguma Shinichiro
・慶應義塾大学大学院医学研究科
博士課程
・ギャラップ社認定
ストレングス・コーチ
◆ 経歴 ◆
医学部博士課程に進学するまでは、フィリピンのゴミ山やスラム街、台風被災地の現場で支援活動を行っていた。
過酷な環境下でも明るく逞しく生きる現地の人々と共に生活していくにつれて、高い自殺率やうつ病が蔓延る現代日本社会の方こそ、逆に「健全な社会ではないのではないか?」と疑問を抱くように。
そのような中、幸福感や強みなど人間のプラス面に着眼した「ポジティブサイコロジー」というものに出逢い、
「強み」を理解して活かせば活かすほど、人は本来の自分の姿となり、全体として、生き生きとした健全な社会が創れるのではないかと実感し、
人間ひとりひとりが本来もつ「強み(ストレングス)」という分野に惹かれていった。
◆ メッセージ ◆
僕はこの「人生」というものは、「本当の自分になるための道のり」であると思っています。
「本当の自分」・・・それは僕たち一人ひとりの人間が先天的・後天的に授かった各々の特性を活かし、善く生きることで他者に貢献する状態ではないでしょうか?
つまり、本当の自分になることは、自分を救い、他人をも救う。・・・これが僕の信念です。
一人でも多くの方が自分自身の「強み」を見出し、一人ひとりの「善く生きる」をサポートできればと願っています。それでは、宜しくお願いします!
◆ 著書 ◆
『「しあわせ」を選択する意思 フィリピンからの教え 』(太陽書房)
【日 時】
2016年11月13日(日)19:00-21:00
※開場 18:45
【会 場】
ポジティブヘルスアカデミー
新宿区新宿1-19-10サンモール第3マンション502
>東京メトロ丸ノ内線・新宿御苑前駅2番出口より徒歩3分
>東京メトロ丸ノ内線・新宿三丁目駅C8出口より徒歩8分
>JR新宿駅東南口より徒歩15分
【対象】
・リハビリテーション関連職種
(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、健康運動指導士、医師、看護師、柔道整復師、鍼灸師、トレーナー など)
・『ポジティブヘルス』や「強み」に関心のある方
【定 員】
12名
【参加費】
2,000円(税込)
※当日払い
※キャンセル料 前日:50%、当日:100%
【お申し込み】
下記フォームに必要事項を記入いただき、送信してください。